2020-2021年度ガイドブック掲載分

高山 里子(仮名)様 リヨン留学

百聞は一見に如かずフランスで生活して実感!

留学生活にぴったりの街、リヨン!

私はフランス第二の都市と言われるリヨンで約11ヶ月間の留学生活を過ごしました。リヨンは、パリほどの都会さはありませんが街全体がこぢんまりとしており、基本的に落ち着いていてゆったりとした空気が流れている街です。特にその空気を表しているのがリヨンを流れる二本の大きな川、ローヌ川とソーヌ川です。大学の後期は毎日川沿いを歩いて通学し、夏は川沿いの芝生に座ってご飯を食べたりしました。この川を見るだけで、歩くだけで、いつも癒され、私のリヨンでの生活には欠かせない存在でした。またリヨンは学生も多く、観光スポットもたくさんあり不便なことも特に無いので留学生活にぴったりな街だと思います。

2校を受講して感じたこと

私はリヨン第二大学に付属する語学学校CIEFに二学期間通い、夏休みの2ヶ月間別の語学学校アリアンスフランセーズに通いました。
両校とも十数名のクラスメイトと共に毎日フランス語を学びます。またどちらも街の中心部から近い距離に位置しており、寮から歩いて通うことも出来るほどです。リヨン第二大学は古き良きフランスの建物で、味わいのある大学です。時間割も実際の大学のように毎日異なるのが特徴的で、反対にアリアンスフランセーズの授業は午前か午後のどちらかになります。授業内容はどちらも満足のいく内容で丁寧に細かく教えてくださる先生ばかりでした。特別、クラス全体で仲良くなるということはありませんが、どちらも雰囲気が良く、落ち着いて居心地良く学習ができる環境でした。

ほとんど1年間をフランスで過ごしたことになるのですが、全ての季節の移り変わりをフランスで過ごしたことは自分にとって貴重な経験だったと感じます。季節ごとのイベントでフランスの文化をより知ることが出来たり、フランス人がどの季節にどのような過ごし方をするのかを知ることが出来たり、それぞれの季節にしか無い美しい景色を見ることが出来たり…。また「百聞は一見に如かず」と言うように、フランスの良い面、悪い面も含めて異なる様々な一面を自分の身体を通して知ることは非常に大きな刺激でした。デモが身近にある国であることも留学を通して実感したことのひとつです。

留学を通して得た人との出会い

さらに、フランスでの人との出会いも留学を通して得たもののひとつです。私は元々人と話すのが得意ではなく、どちらかと言うと苦手な性格で、渡仏する前は全く知らない異国の地で友人もいない中、人と関わることができるのだろうかという不安がありました。人と話すことが苦手な性格が変わったわけではありませんが、そんな私でもまた会おうと約束することのできる友人と出会えたことは大きな喜びでした。友人と話していると、フランス語を学んでいなかったらきっと出会えなかっただろうなと強く感じると同時に語学はつくづく、良い意味でコミュニケーションや文化を知るための「ツール」であり、だからこそより深く学びたくなり、また同時に学ぶ必要のあるものなのだと感じます。正直11ヶ月では語学面でもフランスでの生活面においてもまだまだ時間が足りなく、知らないことがまだたくさんあるなと感じるほど11ヶ月の留学生活が過ぎるのはあっという間でした。しかし一方で今回の留学を通して今後もフランス語の学習を続け、自分のやりたい形でフランスに関わる仕事をしたいという思いも一層強くなりました。

留学を考えている方におすすめしたいこと

最後に、日仏文化協会さんによるサポート、現地スタッフの方による手助けに大いに助けられ問題無く留学生活を過ごすことが出来ましたこと、非常に感謝しています。
フランスへの留学に少しでも興味を持たれているならば、そして行くことのできる環境におられるならば、様々な面で不安はあるかと思いますが一度短期間からでも行かれてみることを強くお勧めします。行った先がどんな感想であれ得るものは必ずあると思います。

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